トンネル栽培で家庭菜園

家庭菜園

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経済不況や産地偽装事件、有害物質混入などのあおりを受け、今や家庭菜園ブームと言っても過言ではないでしょう。安価かつ安全で美味しい野菜や果物を自宅で栽培する人が増えています。数年前まではホームセンターでも花などの鑑賞用のものの方が多く並べてあった印象ですが、最近では野菜やハーブ、果物などの家庭菜園用のコーナーの方が広いように感じます。

オーソドックスなもの

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家庭菜園、と聞いて思い浮かべるものってありますよね。私が思い浮かべるのはトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、キャベツ、ダイコン、ジャガイモ…などなど！普段の食生活の中で欠かせない野菜たちを、多少のスペースと多少の時間があれば自宅で作ることができます。最近ではハーブも人気商品のようす。サラダに入れたり、紅茶を作ったりと、意外と多くの用途があるようです。

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家庭菜園に必要なもの

まずはスペース。ベランダで栽培する場合でもスペースがないと始まりませんね。場所を確保したら、今度は鉢などの容器と土が必要になります。そして自分の好きな野菜の種や苗木を用意します。トマトやキュウリなどの場合は朝顔に使うような支柱（棒）が必要です。あとは愛情込めて育てるだけ！種類によって種まきの季節や防虫の仕方など、さまざまな注意点がありますので事前に下調べをしておくと成功率がグンとUPします。

トンネル栽培

庭で家庭菜園を作るのであれば、トンネル栽培に挑戦することもできます。トンネル栽培とは、半円型の支柱にフィルムや寒冷紗などをかけ、その中で野菜を栽培する方法です。トンネル栽培では、防寒・防霜（冬作の収穫期間が長くなる）、防暑、防風、保湿、防虫、防鳥などの効果が期待できます。作る手間などはかかりますが、肥料や農薬を使わずに野菜を元気に育てることができるのでお勧めです。

トンネルの作り方１

トンネルを作るときは、タネまきや苗の植え付け、マルチングを事前に済ませておきましょう。マルチングとは、畑の表面を紙やプラスチックフィルム等で覆うことです。準備が整ったら、畝（うね）の片側の端に約６０ｃｍの間隔でトンネル用の支柱をしっかり差し込みます。全部差し込んだら、支柱を曲げて畝の反対側に深く差します。このとき、トンネルの高さの目安としては約４０～５０cmが適当でしょう。

トンネルの作り方２

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支柱を半円状にしたら、支柱の上にフィルムや寒冷紗を広げて全体を覆います。フィルムの４方の裾はたっぷり土を載せて、しっかりと留めましょう。留めが甘いと風でめくれてしまったりして、せっかくの苦労も水の泡です。そして最後にフィルムを上からも押さえるため、支柱と支柱の間に別の支柱を差し込み、支柱を曲げて斜めに差し込んで完成です。

トンネル栽培で時季外れの新鮮野菜

トンネル栽培をすることによって、キュウリ、ナス、トマトなどの果菜類は通常の露地栽培に比べて約１ヶ月も早どりすることができます。また、秋野菜の育ち盛り（収穫シーズン）には、小松菜、シュンギク、ホウレンソウ、コカブなどを冬採り野菜として栽培することも可能です。ただしこれは関東南部以西の平坦地（の気温）のみ。種まきの限界は１０月下旬だそうです。